ATOK Pad には中の人の気概を感じます

この文章もATOKで書いてます。



ただし、Windows用ですけどね。


さて、ATOK pad が出ました。
即日買いました。


ジャストシステムの良心を感じるアプリだと思います。
既にいろんなところで語られている通り、アプリとして出ているわけで、
標準の日本語変換環境の差し替えにはなりません。
よって、メールを見ていて返信したり、Twitterのタイムラインを見ていて返信したり、Safariで検索したり・・・といったときにATOKを使うことはできません。


中の人はそれは痛いほど分かっていたハズです。
しかし、その上でジャストシステムの中の人は、勇猛果敢にも新しい日本語入力のインターフェイスを複数盛り込んできました。

なんか挑戦的だと思いました。


リボルバータッチなんかはフリック入力の進化版として、訓練したらかなり早く入力できそうですし、ダブルトリガーキーボードに至ってはこんな入力方法便利なのか?と思ってしまうほどの新しさです。
このアプリは、おそらくほとんどの人がフリック入力で使うと思います。
なぜならアプリだから。
なぜなら他のアプリではフリック入力しか使えないから。
ATOK Padでしか使えない入力方法を時間を掛けて覚えるのは辛いです。
試しにやってみるけど、結局はフリック入力に戻っていく人が大半だと思います。


それが分かった上でジャストシステムの中の人はいろんな入力方法を付けてきたところに気概を感じます。
日本語入力にこだわってきたジャストシステムの「思い」みたいなものが入ってるような気がします。このデバイスではこんな入力方法はどうだ?という提案だと思います。



あと、今回気になったのがTwitterATOK Pad関連のツイートを検索してみると、「お布施で買った」という人が非常に多いことです。

アプリ値段が1,200円。9月26日までのキャンペーン価格でも900円。

高いです。

高いけど買う。300円くらいなら納得できるけど、900円でも買う。
そんな自分への理由付けが「お布施」なのではないかと思います。
それだけATOKがファンを獲得しているからとも言えます。


日本語変換の機能は環境というかインフラというか、「正しくでき当たり前」
「正しくない変換をしたらすんごいストレス」というものです。
普段はその存在を意識しません。
でも、違う日本語変換を使った途端にATOKのすばらしさを実感する。
お腹がが痛いときにだけ普段は意識していない神様に祈るのと同じですね(違)

そんなわけでATOK Padに言いたいことは、早く標準変換環境になってくれ!
ということだけです。いまんとこ。